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ムッタとハプティの出会い編

ムッタ「パーティがしたい…。屋敷に入れば参加できる…!
    人は…いないな。よし、アイヤー!お嬢さまァ~~!!
    よし、マーチある!!いや、ちがうな、マーチアル!!!これだ。」

ハプティ「なにしてるの?」

ムッタ「何奴!見かけない顔だ!!」

ハプティ「えっ!あ!あたしハプティ!昨日からお屋敷にお世話になってるの!」

ムッタ「私が休みの時に限って…。来客…!」

ハプティ「ところで何してたの?さっきの!」

ムッタ「どこから見ていた…?」

ハプティ「馬のマネをしていたくらいから…。」

ムッタ「そんなことは一切していない。」

ハプティ「嘘だよ、これだ!ってガッツポーズしてたくらい!」

ムッタ「あぁ、マーチの練習だ。」

ハプティ「なんでそんなことしてるの?」

ムッタ「いずれ、マーチの座を奪いお屋敷に侵入するためだ!」

ハプティ「ふーん、あなたはもう十分変だね。」

ムッタ「? ところで君こそなんでこんなところに?」

ハプティ「アリスンが勉強中だからお散歩してたんだ」

ムッタ「そうか。」

ハプティ「あなたはここでずっとマーチの練習をしてるの?」

ムッタ「いいや、基本的には門番だ。」

ハプティ「門番…。じゃああなたがいたら、あたしここに入れてなかったんだね。」

ムッタ「嫌味ですか…?」

ハプティ「ううん!そんなつもりはないよ!」

ムッタ「早くお屋敷にもどったらどう?」

ハプティ「ねえ!また遊びに来てもいい?」

ムッタ「私は門番の仕事でいそがしいが、たまにならいいぞ。」

ハプティ「わかった!!じゃあまたくるね!!!あと、あなたはそのままでいいと思うよ!」

ムッタ「えっ、ありが…とう…。君も、早く帰れるといいね。」

ハプティ「次はパーティできるように、お菓子とお茶、持ってくるね。」

ムッタ「えっ…。最初から見てたんじゃ~~~~ん!!!」

それからムッタとハプティは、たまにティーパーティを開催するのでした。

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